企業のサービスや商品をオリジナルドラマで紹介!〜トリセツドラマ 伝説のコストカッター登場編
弊社では、企業の商品やサービスを紹介するオリジナルドラマで紹介する動画を制作しています。
こちらは、Polaris Infotech株式会社さまの取扱説明書制作の販売促進のために作りました。
オリジナルドラマ『トリセツドラマ』の制作プロセス
ここでこのドラマがどのように作られたかをご紹介しています。もし今後、企業サービス紹介をオリジナルドラマで検討されてるかたがいれば、検討の材料にしていただきたいです。
- 企画・予算の決定
- 今回の場合、クライアントさまの“ドラマ”を作りたいという思いがあってスタートした企画でした。
想定している予算を伺い、その中でどんなことが出来るかというカタチで内容を検討していきました。ドラマの長さ、出演者の数、撮影場所、撮影日数、盛り込める内容などをここでしっかりと決めていきます。
今回は、撮影は1日。メインキャストは5名ということになりました。
- プロット(あらすじ)の制作
- 前の項で説明したとおり、ドラマの長さ、出演者の数、撮影場所、撮影日数、盛り込める内容が限定された中で、いかにそれを面白いドラマにしていくかという作業です。
取扱説明書を発注してくれる多くのクライアントは、企業と言うこともあり、ドラマの舞台は取扱説明書を作ろうとしている会社。ターゲットはマニュアル作りを任された社員の皆さま。
主人公が務める会社の設定や人物設定が細かくつめていくと必然的に物語の内容が決まっていきます。そして撮影時間のことも考慮し、全体の長さも決められていきました。
撮影はクライアントの会社で行うことでスタジオ費を節約出来ることになりました。その分キャスト数を増やしてドラマに厚みを持たせるということにしました。
- 脚本の制作
- 具体的にサービスをどんな言葉を使って紹介していくかを話し合いながら、サービス紹介以外でどこまでドラマを面白く膨らませられるかを考えていきます。
- キャストの決定
- 撮影日が1日しか取れない事もあり、俳優にはそれ相応の技術が必要となる事を想定し、演出家がいつも一緒に仕事をしている技量が分かっているキャストに集まってもらうことにしました。
キャスティングについては、弊社では大手プロダクション等とも提携しているのでキャスティングすることも可能です。もちろんオーディションを行い、クライアントさまのイメージしたキャストをキャスティングすることも出来ます。
- 全体のスケジュール
- 俳優が決まったら、その能力と撮影場所の事情などを考慮し、全体のスケジュールを組みます。
後に出てくるカット割りより先にスケジュールを組む事がポイントです。実は予算が限られている場合、これが凄く大事なんです。
それは、スケジュール内で撮りきれるカット割りをしなければいけないからです。先にスケジュールを切ることで、出来ることをきちんと制限しておくということ。
クリエイティブな現場において、最初からいろいろ制限を付けるのはどうかという意見もあると思いますが、限られた予算の中でやるなら実はこの方がいろいろと追求できて、しっかり良いものが作れます。
- カット割り
- ここでもきちんとした設計が必要。撮影の段取りや撮影に与えられた時間を考慮しつつカットを割っていきます。
限られた条件の中で、ベストな割り方を追求します。
もちろん、撮影の段取りがしっかり組み立てられたら、多少無理目なカット割りもOK。しっかり撮影現場をコントロールし、撮影部との連携が確実にうまくいく計算が立つなら、そこは無理をすべきだと思います。
今回のケースでは、通常だと2日間は撮影にかかる量のカット割りを行いました。
撮影の段取りを上手く組むことで、撮りきる自信があったのです。
- 香盤表の作成
- 撮影の現場はこの香盤表にしたがって進行していきます。
カット割りされた各シーンのカットを、撮影項目と撮影サイズ(画角)ごとに振り分け、出演者の衣装のつながりや、ロケセットの転換などを考慮しながら設計していきます。
撮影時間にすべてのカットが撮り終えられるかは、その設計にかかっています。限られたコストの現場において、最も重要な作業がこの香盤表作成。
ちなみに香盤表にまつわる様々なノウハウについては企業秘密です(笑)。
- 撮影
- いよいよ俳優の皆さんが入っての撮影。
実際にカメラの前に入ってもらう前に、それぞれの役のイメージや狙ってる演技など脚本だけでは伝わりづらいことも含めて、丁寧に打ち会わせを行います。そのことで、現場での混乱が少なくなり効率的に撮影が行えます。
スケジュールの設計と香盤表がしっかりしていれば、撮影中は俳優の皆さんの演技をよりよくすることに注力できます。
- 編集・仕上げ
- 限られた予算の中でおこなうのだから、当然映像の編集も加工も音声的な作業も当然パソコン1台(正確には数台ですが…)で完結させました。
弊社で使っている編集ソフトは、ファイナルカットというソフト。様々な編集ソフトが出ていますが、手になじんでかゆいところに手が届くことから、特に急ぎの仕事はコチラのソフトでおこなっています。もちろん、プレミアやアフターエフェクトを使うこともあります。
ドラマの編集のコツは、演者たちの動きの中で繋いでいくこと。そして音を途切れさせないこと。カットとカットの間には、きちんと環境音的なベース音を引きます。
当然そのための環境音を撮影の現場で収録することを忘れないようにします。
最後に音楽を選曲して、それぞれのシーンにあてていきます。
コチラの編集作業にも細かなノウハウが沢山あるけど、それは企業秘密です(笑)。
- 完成データ納品
- 今回はデータをファイル便で送付しました。必要に応じて御社のYouTubeチャンネルに直接アップしたり、YouTubeチャンネルの運営などについてのアドバイスもおこなっています。
公開開始!
莫大な予算がかかるイメージがあったり難しいノウハウがたくさんあるオリジナルドラマ制作ですが、予算の中で最大限の事をご提案いたしますので安心してお任せ下さい!
ドラマで行う商品紹介やサービス紹介のメリット
ドラマで行う商品紹介やサービス紹介は、いわゆるストレートトークでの紹介より、御社が伝えたいことを柔らかくお客様に伝えることが出来ます。
また、ドラマは一般ユーザーに1つのコンテンツと認識されるので、ストレートトークで作られた動画よりも拡散される可能性が高くなります。
大切なのは内容です!
すべての動画クリエーターがドラマを作れるわけではありません。単にドラマ仕立ての映像でサービスや商品を紹介するだけでは、御社の広報動画にはならないのです。
大切なポイントは、映像の構成や中身、『内容』です。
弊社では、NHKや民放各社のゴールデンタイムの番組を手がけたり、モーターショウをはじめ多くの企業イベントの展示映像、Web動画でのサービス紹介映像を手掛けてきたキャリアを持ったディレクターが、映像のディレクションを行います。
また、多くのドラマを実際に作ることはもちろん、助監督や進行管理、メイキング映像のスタッフとして多くのドラマの現場に携わっているので、その品質は保証いたします。
是非ドラマでおこなう企業サービス紹介動画の制作をご検討下さい!